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整形外科 >> 骨粗鬆症について

骨粗鬆症とは

  • 骨粗鬆症とは骨の強度が弱くなり、そのために背中や腰が痛くなったり、骨折を生じやすくなる状態のことを言います。女性に多く、60歳代で約30%、70歳代で約40%の女性が骨粗鬆症と言われています。
  • この疾患の一番の問題点は、背中や腰が痛くなることではなく、脊椎や股関節部の骨折を生じて寝たきりになることです。寝たきりの原因として、男性の15%、女性の25%が転倒・骨折によるものとされています。

危険因子について

  • 家族の骨折歴
  • 栄養不足
  • アルコール・コーヒーの摂取
  • 運動不足
  • 痩せている
  • ステロイドの服用

診断について

X線検査
脊椎の骨の変形を調べます。
骨密度検査
骨の強度を調べます。
尿 ・血液検査
骨粗鬆症の進行速度や治療効果を調べます。

治療について

  • 運動
    体を動かして骨に負荷をかけることにより骨は強くなります。また、適度な運動は身体能力を改善し、転倒しにくくなり、骨折を予防します。
  • 食事
    カルシウム、ビタミン類など栄養バランスの摂れた食事をします。
  • 薬物療法
    通常の生活をしていた場合、1年で約1%骨密度が低下します。女性の場合は女性ホルモンの減少のため、特に閉経後に著しい骨強度の低下を生じます。
    骨粗鬆症治療薬は様々な種類があります。最近よく使用されるビスフォスフォネート製剤は、骨密度を年間数%改善し、骨折率を半減させる効果があります。

以前は、「骨粗鬆症は加齢による自然経過であり病気というほどではない」という考えもあり、積極的に治療されないこともありました。しかし、骨粗鬆症のため骨折を生じて寝たきりになることも多く、また近年有効な骨粗鬆症治療薬ができたため、現在では積極的に治療を行って骨折・寝たきりを予防しています。骨粗鬆症治療薬は継続して服用することにより徐々に骨が強くなりますので、継続して治療することを勧めます。